概要
藤宮南月による短編集第2弾。
SFやファンタジーなど、さまざまなジャンルの、どこか不思議な物語。
全5話
106ページ
文庫サイズ
あらすじ
少女ノアは、調査艦ヤコブの第一エリアに暮らしていたが、父の死とともに、貨物船第七エリアへの移住を余儀なくされる。
ある日、不思議なメッセージを受けとったノアは、その意思に導かれ、宇宙船や人類の歴史を高度高級言語バベルで書き始める。その頃ノアたちを乗せる舟は、ゆっくりと、ブラックホールへ近づいていた……。(表題作「バベル」)
人類をはるかに凌駕する知能と寿命、そして巨大で頑丈な肉体を持った存在・天人。天人の三姉妹、櫻子・翠子・馨子の洋館で働く下女のすみれは、兄を馨子に喰われたことで、天人を激しく憎んでいた。
洋館に勤める女医の紫陽は、そんなすみれを諌めるが、彼女の父もまた、天人の食事となっていた。
ある日すみれは、地下室で天人の子供の姿を目撃してしまう。そして、その子供を殺そうとするが。(「天人画報」)
収録作
「バベル」
戯曲「ロサ・アルバ」
「クリアスタック」
「人魚喰って、吐いて。」
「天人画報」
商品ページ
アリスブックス